前回の1号機でバリコンの必要性を大きく感じていましたが、一つ思いついたので早速2号機を作りました。
コンセプトとしては、コンデンサ部を2枚の銅板にして、その間隔を樹脂ボルトにより調整する。(写真では締め切って銅版の隙間が閉じきってます)
前回よりコンデンサ部の面積も大きくした為、430MHz同調時の間隙が4mm程度になりました。これにより50W出力に耐えられる可能性がでてきました。
ボルトの締め付けによる微調整が可能となったため、同調が大分楽になりました。試しにどの範囲まで調整可能か間隙を色々試してみましたが、450MHz~170MHzぐらいまで同調可能でした。尤も、170MHz時は間隔がコンマ数ミリなので送信に耐えられそうにありませんが…
50W送信試験クリアしました。ただNanoVNA測定時と違って1.2~1.3程SWRが立ちました。フロートバランなどの対策をしても良いかもしれません。
高耐圧15pFのコンデンサを追加すると145MHzでも使用できそうでした。ただ給電ループが若干小さいみたいで少し大きなものに付け替えないとSWRを落としきれない感じでした。
受信性能ですが、ハンディーホイップよりは断然良のが分かってきました
結論
コンデンサ調整方法と耐圧の問題は一応クリアできましたが、設置場所を変える度に調整が必要など扱いにくい印象は変わっていません。そもそも50W運用には無理があり、ハンディー専用と割り切ってポリバリコンで製作してみても良いきがしてきました
MEMO
スミスチャートの共振部の円を小さくしたいなら給電ループを小さく
共振円を大きくしたいなら給電ループを大きく
共振周波数を大きくしたいならコンデンサ容量を小さく
共振周波数を小さくするならコンデンサ容量を大きく