2019年10月12日土曜日

NanoVNAレビュー

nanoVNA届きました!
船便で2,3週間かかりました。価格はアマゾンで5000強。
黒版を頼んだので、ちゃんと校正用の開放端子、短絡端子、50Ω端子、通信・充電ケーブル、メス-メスケーブル、メス-オスケーブルが付属、本体にもバッテリーが付いていました。(かなり不安でしたが)
荷姿は、緩衝材は無いがプラケースに入っており思ったよりはしっかりしてるな、と思ったのですが、よく見るとケースが割れていました(笑)本体は無事だったから良いものの、やはりまだまだ海外品の購入はリスクがありますね。

さっそく、家中のアンテナを測定しまくったのですが、素晴らしいの一言でした。
144、430の2バンドを唄う中華アンテナが実は430のみしか対応していないのが判明したり(前から体感として予想はしていましたが)
インピーダンスが読めるのでこのアンテナは誘導性だからコンデンサ足せば50Ωに近づく等、視覚的に読めます。この機会にスミスチャートの読み方を勉強したり、インピーダンス計算を復習したりしました。

スイッチ類が半分剥き出しなので、ポケットに入れてアウトドア運用していると近いうちに壊れるのが予想されます。
操作は最初戸惑いました、特に測定周波数の設定値の入力をダイヤルスイッチで行うと思うようにできず、画面の右下をタッチすると数字を直接入力できるのに気付くのに少し時間が掛かりました。

総論として、お値段以上なのは間違いなく、アンテナ自作するなら是非入手すべきでしょう。ただ、デリケートなので、移動運用でのアンテナ調整に使用するなら注意すべきでしょう。


追記
アナライザーとしての基本的な使い方は省くとして、もう少し踏み込んだ使い方を備忘録として残しておく。

TRACE黄と緑はCH0から出力されて反射してCH0に帰ってきたものを測定
TRACE青と紫はCH0から主力してCH1に帰ってきたものを測定
上記はデフォルトの設定でCH0,1の割り当ての変更もどこかで可能だったはず。

TRACEで測定する項目はメニューで変えたいTRACEを選択した後(上部のCH1等がハイライトになる)、BACKで戻りFORMATでLOGMAPやPHASEなどを選んで変更できる。

スペアナとして使用(上記の知識を踏まえて)
測定してしたいものをアッテネータを通してCH1に入力してやる。
TRACEの青か紫をLOGMAPに変更してやる。


このように430帯のスペクトルが見れたりする。(写真は400MHz~450MHz)
ついでにスプリアス測定に使えないかとスイープ範囲を400~最大まで広げてみたところ。基本波の観測ができなくなった。
どうやらNanoVNAでは測定分解能が荒いようです。


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